
(Photo by Jess Hornby/Getty Images)
記事の内容
2025年6月9日、Arseblog Newsのティム・スティルマン記者の伝えたところによると、アーセナルウィメンは現リバプールのジャマイカ代表SBテイラー・ハインズの獲得に興味を示していることが分かった。
以下、引用。
Arseblog Newsは、アーセナルがリバプールの副キャプテン、テイラー・ハインズの6月30日の契約満了に伴いフリー移籍での獲得に興味を示していると把握している。ハインズはアーセナルのアカデミー出身で、2017年にはコンティ・カップでアーセナルの一員として出場した。
このサイドバックは2018年にエバートンに移籍し、2020年にリバプールに加入、2023年には副キャプテンに就任した。ジャマイカ代表の彼女は、WSL出場も可能な万能選手で、サイドバックとミッドフィルダーの両方のポジションをこなせる。ユーロには出場しておらず、契約満了が迫っていることから、6月30日以降は比較的速やかに契約が成立する可能性がある。
アーセナルは2025-26シーズンに向けてチーム強化のため、この26歳の選手の獲得に意欲的だと聞いています。ハインズは両サイドバックのポジションをこなすことができ、エミリー・フォックスの活躍を考えると専任の右サイドバックを確保するのは困難です。そのため、ローラ・ウィーンロイターが今夏に退団する可能性が高いことから、右サイドバックのカバーに加え、他のポジションでもプレーできる、より汎用性の高い選手の獲得が有力視されていました。
来歴、プレースタイル
ハインズは1999年4月25日生まれの26歳。身長は160㎝、体重は55㎏、右利きの選手である。
アーセナルの下部組織で育ち、アカデミーの1学年上にクロエ・ケリー、同学年にロッテ・ウッベン=モイがいる。
また、ケリーに加えルッソとも2018年U-20ワールドカップでイングランド代表としてプレーしており、3位入賞に貢献したイングランド女子黄金世代の一人でもある。
フル代表は祖父母のルーツであるジャマイカ代表を2024年に選択している。

(Photo by Baptiste Fernandez/Icon Sport via Getty Images)
ポジションは主に左SBで、3-4-3を用いた時のリバプールでは左WBを務めることが多い。
しかしながら左右のサイドバックとCMFをこなすことが出来るとの評価だ。
24-25シーズンではリーグ戦全22試合を含む公式戦30試合に出場し、2497分の出場時間を得た。
とりわけ対人での守備力に長けたタイプで、Sofascore.comでの平均採点が7.09のフォックスに対して、6.98と遜色ない数字を残している。
マッケイブやフォックスは年間4000分近い出場時間だったことを考えると、ナイスウォンガーとハインズが彼女らの負担を減らすことが来季以降の複数タイトル獲得にも大きく繋がってくるだろう。
考えられる懸念点としては2025年3月9日にメドウ・パーク開催されたFAカップ準々決勝において、ピッチ外での治療中に観客席から「性的に不適切な発言」を受けたことでアーセナルに対してネガティブなイメージを持たれていないことか。
また、ジャマイカ代表を選択していることからCONCACAF女子ゴールドカップでフォックス、ナイウォンガーらと共に離脱する可能性がある。
3人ともSBなだけにその時期にはスポット的な補強が必要になるかもしれない。
以上アーセナルウィメンが獲得の噂のあるテイラー・ハインズについての簡単なまとめでした!
引用元(当該サイトの許可を得て翻訳、引用しています。):Arseblog News
画像引用元:Getty Images