2024年11月4日、アーセナルに激震が走った。
2019年よりクラブを支えてきたエドゥの退任である。
エドゥの詳しいキャリアやプロフィールは割愛することにして、彼が男子のTDからクラブを総括するSDに昇任したことでエドゥは少なからずアーセナルウィメンにも影響力を持つ存在となった。
現在アーセナルウィメンにおけるTDはクラブOGであるクレア・ウィートリーが務めている。
以下、arseblog(2024年11月7日の記事)からの引用。
アーセナルウィメンの暫定監督ルネ・スレガースは昨年SDに昇進して以来、女子チームへの関与が増していたエドゥに敬意を表した。
アーセナルは、先月ヨナス・アイデヴァルが退任したことを受けて、現在、新しいヘッドコーチを募集している。私たちの理解では、ニューヨーク・シティFCのニック・カッシングヘッドコーチが引き続きターゲットであり、※エドゥとカッシングは職業上の関係にあるとされています。また、この段階では合意に至っていないとも理解しています。
スレガースはエドゥがいなくなると寂しくなるが、クラブの組織力は彼の退団に耐えられるほど強固であると語った。
「彼は女子チームにとって、そしてクラブにとって大きな存在であり、退団するのは残念だ。しかし、彼は本当に良い機会を得たので幸運を祈っている。」
「しかし、我々がここで構築している組織は非常に強固であり、一人の人物に依存しているわけではない。アーセナルの体制はそれよりもはるかに優れているので、我々は現在の組織に満足している。」
スレガースは、エドゥの退任が新監督の任命プロセスに影響を与えるとは予想していないとし、
「プロセスは整っており、このプロセスに取り組む技術委員会も存在し、今回のことで影響を受けることはない。適切なプロセスが整えられている」
と述べた。
スレガースは、新監督が着任した後もコーチ陣に残るかどうか尋ねられ、
「それが今の私の考えです。私はクラブの一員であること、選手たちと一緒に働くことを楽しんでいますし、一時的にこの役職に就く前に持っていた役割も楽しんでいました。そう願っています!」と答えた。
※2024年11月7日の会見でカッシングは所属クラブであるニューヨーク・シティFCとの契約延長が濃厚であると明言し、アーセナルウィメンの監督に就任する可能性はないと語った。
Nick Cushing just “confirmed” to me in his press conference that he will be with @newyorkcityfc next year. And that there has been no contact from #Arsenal about their women’s team. #DaleNewYork
— Roberto Abramowitz (@RobAbramowitz) November 7, 2024
まとめ
スレガースの言葉を借りるならば、エドゥの退任はアーセナルウィメンにとって今すぐ大きな影響が出ることはないとのことだ。
特に、新監督の選任プロセスにおいては問題がないようなので一安心と言えるだろう。
しかしながら、エドゥはこれまでウィメンに対しても積極的な補強を後押ししてきた功労者である。アルテタに対するのと同様に、前監督のヨナス・アイデヴァルの野心に対して応えてきたのも事実である。また、ルッソやカルデンティと言ったビッグネームたちをフリーで獲得したのも大きな実績だろう。
後任のSDには何名かの候補が上がっているが、ウィメンに対してもアーセナルのアイデンティティを持ち続ける人物の登用を期待したい。
引用元(当該サイトの許可を得て翻訳、引用しています。):https://arseblog.news/2024/11/slegers-pays-tribute-to-edu-but-insists-our-structure-is-very-strong/