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アーセナルから2025年女子バロンドール候補に7名が選出!

2025年8月7日に2025年女子バロンドール候補30名が発表された。

当記事はアーセナルから選出された7名の選手について、主なスタッツと共にまとめてみたものである。

アレッシア・ルッソ

(Photo by David Price/Arsenal FC via Getty Images)

生年月日:1999年2月8日(26歳)

ポジション:CF

国籍:イングランド

成績

試合数得点アシストxG/Goals警告(枚)プレータイム(分)レーティング(平均)市場価値(€)
562589.1/12143127.491.2m

雑感

クラブではリーグ得点王となり、代表ではユーロを制したルッソ。「イングランド人で最も2025年バロンドールに近い選手」との呼び声高い。

優勝したユーロ2025では2ゴール3アシストと躍進したシーズンを最後まで戦い抜いた。現在世界最高額のストライカーである。

ゴール期待値も年々高まっており、更なる爆発も見込める伸びしろも魅力だ。

マリオナ・カルデンティ

(Photo by David Price/Arsenal FC via Getty Images)

生年月日:1996年3月19日(29歳)

ポジション:MF、WG

国籍:スペイン

成績

試合数得点アシストxG/Goals警告(枚)プレータイム(分)レーティング(平均)市場価値(€)
5723216.89/9247347.671.0m

雑感

加入初年度から圧巻のパフォーマンスを見せ続け、FAWSLリーグ公式年間最優秀選手賞に輝いたカルデンティ。

とりわけ目を引くのがプレータイム。4500分を超えるプレータイムの中でこれだけのゴールとアシストを記録しいるのだからいかにクラブ、代表の両方にとって重要な存在だったかが分かる。1試合平均タックル数(FAWSL内)でも3.5回とリーグ4位の数字を残し、攻守両面で別格の存在であった。

ルッソ、アレクシア・プテジャス(バルセロナ、スペイン)、アイタナ・ボンマティ(バルセロナ、スペイン)らと並んで最有力候補に挙げられている。

フリーダ・マヌン

(Photo by Alex Burstow/Arsenal FC via Getty Images)

生年月日:1999年7月16日(26歳)

ポジション:AMF

国籍:ノルウェー

成績

試合数得点アシストxG/Goals警告(枚)プレータイム(分)レーティング(平均)市場価値(€)
572166.25/7236836.89400k

雑感

今シーズン開幕戦と最終戦で得点を決めたマヌン。チーム最多タイとなる公式戦57試合出場は確実に選手としての価値を高めている証拠だ。

トップ下としては得点力は申し分ないもののアシスト数はやや物足りない数字か。1試合平均キーパス数も0.8とここが伸びてくるとさらに心強い存在になるだろう。

しかしながら加入初年度から毎年グレードアップしていくスケールの大きさは今後への期待感も高い。

ステフ・キャトリー

(Photo by Eric Verhoeven/Soccrates/Getty Images)

生年月日:1994年1月26日(31歳)

ポジション:左SB、左CB

国籍:オーストラリア

成績

試合数アシスト1試合平均クリア数1試合平均パス数/成功率(%)警告(枚)プレータイム(分)レーティング(平均)市場価値(€)
3913.563.4/90.5330396.61450k

雑感

今シーズン途中からウィリアムソンの相方として左CBのスタメンに定着したキャトリー。

レーティングは低めなものの、チーム内最多のクリア数と高いパス成功率で堅守とビルドアップを支えた功績が認められてのノミネートか。

ユーロがなかった分、休養は十分確保できているので来シーズンも安定したパフォーマンスを見せてくれることが期待できる。

エミリー・フォックス

(Photo by Alex Burstow/Arsenal FC via Getty Images)

生年月日:1998年7月5日(27歳)

ポジション:右SB

国籍:アメリカ

成績

試合数1試合平均ファール数1試合平均クリア数1試合平均パス数/成功率(%)警告プレータイム(分)レーティング(平均)市場価値(€)
520.21.851.9/89.4040476.91650k

雑感

24-25シーズンのアーセナルウィメンの右SBをほぼ一人で勤め上げたフォックス。

特筆すべきは1試合平均ファール数の少なさ、そして警告0枚という守備面のクリーンさだろう。

左サイドからの攻撃をメインとするアーセナルウィメンにおいて右サイドでバランスを取り続ける重要な存在だった。

リア・ウィリアムソン

(Photo by Jose Breton/Pics Action/NurPhoto via Getty Images)

生年月日:1997年3月29日(28歳)

ポジション:右CB

国籍:イングランド

成績

試合数1試合平均ファール数1試合平均パス数/成功率(%)

1試合平均ロングパス数

プレータイム(分)レーティング(平均)市場価値(€)
520.378.3/85.96.543256.86750k

雑感

24-25シーズン完全復活を遂げてプレータイムも4000分を超えたウィリアムソン。プレースタイル通りのパス本数とロングパス数はチーム内でも圧倒的な数字だ。

ファール数も少なく、1試合平均クリア数も2.7と守備面でも良い数字を残したことが分かる。充実したシーズンだった。

優勝したユーロ2025ではキャプテンとして連覇に貢献した。何気にCBでノミネートされたのはウィリアムソンとキャトリーしかいない。

クロエ・ケリー

(Photo by Alex Burstow/Arsenal FC via Getty Images)

生年月日:1998年1月15日(27歳)

ポジション:WG

国籍:イングランド

成績

試合数得点アシストxG/Goals1試合平均キーパス数プレータイム(分)レーティング(平均)市場価値(€)
396111.76/22.117667.31800k

雑感

契約延長で揉めたシティでは不遇の半年を過ごしていたが、冬の市場でアーセナルへ移籍して完全復活どころか更なるパワーアップを果たしたケリー。

シティでは守備をしない触れ込みが強かったものの、アーセナルでは献身的なプレスバックを見せ、攻撃では正確かつ、スピードのあるクロスでチャンスを演出し続けた。

優勝したユーロ2025ではスーパーサブとして活躍し、大会ベストイレブンにも選ばれた。


2025年女子バロンドールの最終候補30名にアーセナルが最多となる7名の選手がノミネートされた。残念ながらノミネートされなかった選手の中にもマッケイブ、リトル、フォードなども充実のシーズンを送ったのでまだ足りないと思えるほどだ。

授賞式は2025年9月22日にパリで開催される。アーセナル史上初のバロンドール受賞者が現れるか、今から楽しみだ。


※データ引用元

(試合数、得点、アシスト、プレータイム、市場価値):https://www.soccerdonna.de/

※クラブ、代表での数字を合算したもの。

(その他):https://www.whoscored.com/

※FAWSL、UWCLでの数字を集計したもの。

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