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アーセナルウィメン 0-0 クリスタル・パレス
WSL|2026年9月13日14:45kick off(現地時間)
【得点者】
アーセナル:なし
クリスタル・パレス:なし
【出場メンバー】

⑯ミサ
②フォックス
⑥ウィリアムソン
③ロッテ
㉒バトレ
㉜クーニー=クロス→㉕ブラックステニウス(60分)
④スタンウェイ
⑱ケリー→⑪スミス(60分)
⑧カルデンティ→⑩リトル(75分)
⑲バウム→⑨フォード(75分)
㉓ルッソ→⑫マヌン(85分)
【出場なし】
㉘ボルベ
⑤ドゥ・アルメイダ
⑦キャトリー
㉛ホルムベリ
試合ハイライト
映像:Barclays Women's Super League公式チャンネル
試合レビュー
アーセナルウィメンはホームでクリスタル・パレスと0-0で引き分けた。79%のボール保持率を記録し、30本のシュートを放ったものの無得点。序盤からルッソらが決定機を迎え、カルデンティとバウムのシュートはクロスバーを直撃した。低い位置に守備ブロックを敷くパレスを最後まで崩し切れず、今季初めて勝点を取りこぼした。
選手採点|The Online Gooner(10点満点)
採点・寸評:Freddie Cardy(The Online Gooner)
※The Online Goonerの許可を得て日本語に翻訳・掲載しています。
GK
⑯ミサ:5.5
あまり出番は多くなかったが、求められた時には落ち着いていたように見えた。
DF
②フォックス:7
午後を通して右サイドで印象的かつ執拗な攻撃意欲を見せた。
⑥ウィリアムソン:6.5
あまり出番はなかったが、良いロングパスをいくつか出し、試合の大半でレクシー・ロイド=スミスをしっかりとマークしていた。
③ロッテ:6.5
ウィリアムソンと同様に、後方からの忍耐強いビルドアッププレーでアーセナルの攻撃を牽引した。何度か良いリカバリーを見せた。
㉒バトレ:6.5
左足のプレーは時折やや単調に見えたが、バウムとの連携は良好でチャンスを作り出した。
MF
㉜クーニー=クロス:7
何度もマークを外し、ボールをうまく前線に運び、アーセナルを正しい方向に動かすことが多かった。
④スタンウェイ:8.5
おそらくこの日のアーセナルのベストプレーヤー。ルッソとの連携プレーは今回も素晴らしかった。アーセナルの好プレーはすべて彼女を通して生まれた。
⑧カルデンティ:7
何度かアーセナルを非常に良い攻撃ポジションに導いたが、ゴールやアシストを記録できなかったのは不運だった。
FW
⑱ケリー:6.5
アーセナルのチャンスを作ろうと精力的に動き回り、60分経過時点で交代するまで、何度か良いクロスをゴール前に送った。
㉓ルッソ:7
前半に惜しいシュートを放ったものの、何度か決定機を逃した。それでも精力的にプレーし、ペナルティエリア内外での連携プレーに大きく貢献した。
⑲バウム:7.5
両サイドで再び鋭く危険な存在感を示した。前半、右サイドではゴルディーとエヴェレットを何度も抜き去った。カルデンテイと同様、懸命なプレーにもかかわらず、ゴールやアシストを記録できなかったのは不運だったと言えるだろう。
交代選手
⑪スミス(←60分):ー
採点なし。相手のサイドバックに仕掛け、鋭い動きを見せたが、残り10分でフリーキックからの絶好のチャンスを無駄にした。
㉕ブラックステニウス(←60分):ー
採点なし。印象的なランニングを見せ、何度か良いシュートポジションに入った。
⑨フォード(←75分):ー
採点なし。
⑩リトル(←75分):ー
採点なし。
⑫マヌン(←85分):ー
採点なし。
監督試合後プレスカンファレンス
※Arseblog Newsが掲載した試合後会見をもとに、質問およびスレガース監督の回答の要旨を当ブログで日本語に要約しています。
多くのチャンスを決め切れなかったことについて
多彩な形から多くのチャンスを作り、セットプレーの機会も得ていたにもかかわらず、最後までゴールを奪えなかったことに強い悔しさを示しました。内容には良い部分もあったからこそ、結果につながらなかったことへの失望は大きく、チームとして厳しく振り返る必要があるとしています。
昨季から続く課題について選手たちと話し合うのか
試合をもう一度見直してから判断するとしつつ、選手たちとの話し合いは行うと説明。一方で、この日のチームに積極性がなかったとは考えておらず、テンポを上げ、相手を押し込み続けようとする意図は十分に見えたと評価しました。前節より多くのチャンスを作れた点は前進だったものの、タイトルを目指すうえでは望んでいた結果ではなかったと振り返っています。
決定機を外し続けたことで心理的な影響はあったのか
特に今回のようにアーセナルが試合を支配する展開では、先制点の重要性が非常に高いと説明。前半の大きなチャンスのいずれかを決めていれば、パレス側も戦い方を変える必要が生じ、試合の様相そのものが変わっていた可能性があるとの見方を示しました。
問題は決定力だけだったのか
チャンスを作るための形や狙い自体は理解できており、さまざまな攻撃を組み立てられていたと評価。そのうえで、最後のパスやシュート、プレー選択といった最終局面の細部に改善の余地があるとしました。単純にシュート精度だけの問題ではなく、攻撃を完結させる際の判断と質をさらに高める必要があると考えています。
決定機を逃した選手たちへの声掛けについて
ゴール前に入っていく選手たちには高い能力があるため、自信を失わせないことが重要だと強調。改善すべき部分は建設的に伝えながらも、この試合で上手くできていた部分まで否定してしまうべきではないとしました。良かった点を維持しながら、改善点を修正するバランスが必要だと語っています。
オナ・バトレが中央寄りのポジションを取っていたことについて
選手それぞれの特徴と対戦相手の守り方を踏まえた戦術だったと説明。パレスの守備を中央へ寄せることで外側にスペースを作り、そこからクロスや別の攻撃ルートを生み出すことを狙っていました。バトレだけでなくケリーも内側のスペースへ入る場面があり、相手から予測されにくい攻撃を作ろうとしていたとしています。
今後もローブロックを敷く相手と対戦することについて
自分たちの得意な形を継続して作り続けることが重要だと強調。そのうえで、最後のプレー選択や判断、選手同士の意思統一、プレーの質といった細部を改善する必要があるとしました。昨季も同様の課題に直面した時期があったと振り返り、信念を持って継続することと、何を変えられるかを批判的に考えることの両方が必要だとしています。
ジョージア・スタンウェイが短期間でチームに適応していることについて
スタンウェイを非常にサッカー理解の高い選手と評価。自身の特徴や試合で何をもたらせるかを理解しており、直感的にプレーできることに加え、人間的な強さも適応を支えていると説明しました。スタッフやチームメイトのサポートも評価しつつ、短期間で適応できている最大の要因は本人の能力にあると称えています。
海外ファンの反応
※本項では、Arsenal Women公式Xアカウントの試合結果投稿に寄せられた公開返信を参考に、海外ファンの主な意見・傾向を筆者が日本語で要約・整理しています。
昇格組とのホームゲームでスコアレスドローに終わったこともあり、失望の声が多く寄せられています。特に決定機を2本外してしまったルッソには「一度スタメンから外すべきだ」という厳しい意見も。また、開幕戦に続いてメンバー外となったロイテラーとチェルチに期待する声が高まっており、スレガース監督のメンバー選考に対して懐疑的な意見も見受けられました。
筆者の見解
・試合内容、結果について
30本のシュートを放ちながら1点も奪えなかったことは、大きな課題です。昨シーズンから続く「勝ちきれない展開」を第2節にして露呈してしまいました。クロスバーに弾かれたシュートが2本あったものの、相手GKの好セーブもあり、無得点に終わりました。SBが内側へ入り、WGとの連係からサイドを崩す形などは継続して見られたものの、ローブロックを敷く相手に対しては中央で数的不利になる場面も多く、相手の守備網に引っかかるケースが引き続き見られました。
・セットプレーについて
13本のコーナーキックを獲得しながら、それを決定的な得点機会へ十分につなげられなかったことも課題です。開幕2試合を見る限り、セットプレーはまだ大きな得点源になっていません。相手に「サイドを突破されてもコーナーキックに逃げればいい」と思わせないためにも、デザインとキック精度の両面で改善したいところです。空中戦に強い選手や質の高いキッカーは揃っているだけに、今後コーチ陣がどのような改善を加えるかにも注目したいです。
・メンバー選考について
今節は負傷者以外では、ダム、ロイテラー、ハインズ、チェルチがメンバー外となりました。アーセナルウィメンがボールを保持する展開が多くなることが予想されていただけにSBのハインズを外したことは理にかなっている決断だと思います。しかし、相手のローブロックを崩すためには攻撃的な選手を多くメンバー入りさせる必要があったのではないかと考えます。リトルの経験値はもちろん重要ですが、ローブロック攻略という観点では、ロイテラーの機動力や推進力、チェルチのゴール前での決定力を選択肢として残しておいてもよかったのではないかと感じます。
選手採点出典:The Online Gooner
※許可を得て日本語に翻訳・掲載しています。
プレスカンファレンス出典:Arseblog News
※許可を得て内容を日本語で要約しています。