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アーセナルウィメン 1-0 HBキューゲ
UWCL|2026年9月22日20:00kick off(現地時間)
【得点者】
アーセナル:90+3’カルデンティ(P)
HBキューゲ:なし
【出場メンバー】

㉘ボルベ
㉛ホルムベリ
⑥ウィリアムソン
⑦キャトリー
㉔ハインズ
⑩リトル→⑧カルデンティ(58分)
㉜クーニー=クロス
⑱ケリー→⑪スミス(82分)
⑫マヌン→㉙チェルチ(72分)
⑨フォード→⑲バウム(58分)
㉕ブラックステニウス→㉓ルッソ(HT)
【出場なし】
⑯ミサ
㊵ダム
②フォックス
③ロッテ
④スタンウェイ
⑭ロイテラー
㉒バトレ
試合レビュー
アーセナルウィメンはUWCLリーグフェーズ初戦でHBキューゲに1-0で勝利。前半にケリーがネットを揺らしたものの、ブラックステニウスのオフサイド関与によりVARで取り消された。その後も相手のローブロックを崩し切れず苦戦したが、後半アディショナルタイムにチェルチがPKを獲得。カルデンティがこれを決め、劇的な形で欧州初戦の勝点3を手にした。
選手採点|The Online Gooner(10点満点)
採点・寸評:Freddie Cardy(The Online Gooner)
※The Online Goonerの許可を得て日本語に翻訳・掲載しています。
GK
㉘ボルベ:7
落ち着いた入りを見せ、ペナルティエリア内の空中戦をすべてキャッチした。
DF
㉛ホルムベリ:6
クロスを多く供給し、前半は好調だった。リサ・バウムとの連携も良好になりつつある。
⑥ウィリアムソン:6.5
今シーズン、アーセナルで最も優れたパフォーマンスを見せている選手の一人であり、間違いなく最も声が大きい選手でもある。
⑦キャトリー:6.5
守備において冷静沈着な存在感を示し、反撃の芽を察知し、危険を未然に防いだ。
㉔ハインズ:6
オナ・バトレに代わって左サイドバックに入り、今シーズン初出場を果たした。後半は特に高い位置でプレーした。
MF
⑩リトル:5.5
混戦の中盤で、フィジカルの強いHBキューゲと激しい攻防を繰り広げた。58分にカルデンティと交代。
㉜クーニー=クロス:7
ボールを良いテンポで回し続けていた。今週末のスタンフォード・ブリッジでの試合で先発出場するのに十分なアピールができたと感じているだろう。
⑫マヌン:5
序盤はアルベルテ・ヴィンガムの好セーブに阻まれたものの、その後はゴール前で冷静さを欠いた。
FW
⑱ケリー:6
彼女の巧みなシュートはネットを揺らしたが、VARは別の判断を下した。後半は彼女の技術とエネルギーで躍動した。
㉕ブラックステニウス:4.5
試合でなかなか主導権を握ることができなかった。ケリーのシュートがヴィンガムを破った時、オフサイドポジションにいた上に、ゴールキーパーの視界を妨げていたと判定された。
⑨フォード:5
静かなプレーぶりで、58分で交代した。
交代選手
㉓ルッソ(←HT):5.5
非常に厳しいマークを受けながらも、フィジカルの強さを示した。
⑧カルデンティ(←58分):6
冷静さを保ち、PKスポットからヴィンガムがわずかに触れたものの、ゴールを決めた。この夜のアーセナルの救世主だった。
⑲バウム(←58分):6
最初から多くの問題を引き起こした。
㉙チェルチ(←72分):ー
採点なし。
⑪スミス(←82分):ー
採点なし。
監督試合後プレスカンファレンス
※Arseblog Newsが掲載した試合後会見をもとに、質問およびスレガース監督の回答の要旨を当ブログで日本語に要約しています。
終了間際に決勝点を奪えたことの心理的な意味について
内容だけでは勝利を引き寄せられなかったものの、最後まで諦めずに結果を手にした「メンタリティと粘り強さの勝利」だったと評価。途中出場のチェルチがPKを獲得し、同じく途中出場のカルデンティが決めたことにも触れ、チーム全体で勝点3をつかんだ点を前向きに捉えています。
得点できない状況に心理的な影響が出ていたのか
前半終盤から後半にかけてテンポが上がり、連続して攻撃を仕掛ける時間帯を作れたと振り返りました。そのうえで、今のチームには早い時間帯に最初の1点を奪うことが必要で、そのゴールが生まれれば状況は大きく改善すると考えています。
今後もローブロックを敷く相手が増えると考えているか
直近の試合内容を踏まえれば、相手が同様の戦術を採用するのは自然だと認めました。HBキューゲも前半は4-4-2、後半は5バックへ変更し、中央を狭くしてアーセナルをサイドへ追い出す狙いを徹底。今後も異なる攻略法を見つける必要がある一方、分析しすぎてゴール前での直感や自由を失わないことも重要だとしています。
HBキューゲの戦い方に驚かされた部分はあったか
大きな驚きはなかったと回答。5バックへの変更も想定しており、前線の9番と10番の選手が持つ脅威についても事前に警戒していたと説明しました。先発した一部のワイド選手は予想と異なったものの、カウンターに出た際にはHBキューゲの質の高さも確認できたと振り返っています。
チームの決定力を改善するために何ができるか
最も重要なのは、プレーをできるだけシンプルで分かりやすくすることだと説明。また、選手たち自身がピッチ上で何を見て、何を感じているのかを積極的に聞き、その感覚も改善に生かしていきたいとしました。複雑にしすぎず、実行しやすい形を作ることを重視しています。
HBキューゲのベンチが一つ一つのプレーを大きく盛り上げていたことについて
相手ベンチがタックルやGKのキャッチなど一つ一つのプレーを大きく祝っていたことには気付いていたと明かしました。チームの士気を高め、相手にプレッシャーを与える狙いとして理解できるとし、アーセナル側も試合前からピッチ外で起こり得ることをある程度想定していたと説明しています。
次のチェルシー戦はローブロックとは異なる戦い方になる可能性について
スペースが生まれる試合を歓迎しつつも、この試合でもカウンターやボール奪取直後など、実際にはスペースを使える局面があったと指摘。相手の守り方にかかわらず、そうした瞬間を逃さず利用することが必要だとしました。まずはチェルシー戦を楽しみにしていると語っています。
今季ここまで得点に苦しんでいる理由について
原因を複雑に考えすぎるのではなく、「シンプルさ」と「基本」に立ち返ることを重視すると説明。ゴール前では頭をクリアにし、チームの原則を意識しながらも、見えたものを素直に実行することが重要だと考えています。具体的な改善については、改めて選手たちとも話し合う予定だとしました。
試合中に選手たちが焦り始めていたように見えたことについて
焦りはあったと認め、それは直近3試合でも見られた傾向だと説明しました。ただし、この状況は選手とスタッフ全員で乗り越えるものだと強調。苦しい状況でも最後まで試合から離れず、粘り強さを示して決勝点を奪ったことを最大のポジティブ材料としています。今後も必要以上に分析を複雑化せず、シンプルに前進したい考えです。
海外ファンの反応
※本項では、Arsenal Women公式Xアカウントの試合結果投稿に寄せられた公開返信を参考に、海外ファンの主な意見・傾向を筆者が日本語で要約・整理しています。
試合結果こそ1-0の勝利だったものの、以前から変わらないローブロックの攻略に苦しんだことを嘆く声が多く、「サイドポジションに人数をかけすぎている」という意見もありました。一方でこの試合でPOTMを獲得したクーニー=クロスのパフォーマンスに対しては称賛が多数見られ、週末のチェルシー戦でも先発起用すべきとの声がありました。
筆者の見解
・試合内容、結果について
終了間際になんとかPKを獲得して辛勝したものの、ローブロック攻略に関しては依然として課題を抱えたままです。中央を固めた相手に対して崩しのアイディアが少ないように感じました。2024-25シーズンにUWCLを制した際にはウィングがカットバックするシンプルな形が効果的に機能していました。今一度原点に立ち返っても良いように思います。
・選手起用について
調子の上がらないブラックステニウスの先発起用には個人的に疑問符が付き始めています。また、チェルチの出場時間の短さ、ロイテラーの起用がこれまでないことなど、一部の新加入選手の起用法はやや保守的に思います。この試合のようなターンオーバーが必要な場面でこそ積極的に起用して実戦でアピールするチャンスを与えるべきだと思います。
・「焦り」を認めたチーム状況について
スレガース監督がチーム全体に「焦り」があると認めたことはやや懸念すべき状況です。押し込む展開が多いため、守備面ではあまり決定機を作られていないものの、得点できない焦りが後方からのビルドアップやプレー選択にも影響する可能性があります。チーム全体で攻守ともにバランスを保って試合を進めることを徹底できるか、スレガース監督を含めたチームスタッフ全体の団結が求められます。
・週末のスタンフォード・ブリッジでのチェルシー戦について
昨シーズンはスタンフォード・ブリッジで2-0の勝利を収めたものの、それまで長く苦戦してきた鬼門です。チェルシーもUWCLを予備選から戦い、過密日程が続くなど苦しい状況ですが、マンチェスター・ユナイテッド相手に5-0で勝利するなど徐々に調子を上げてきています。ダービーマッチだけに激しい試合となるでしょう。6ポインターとなるため優勝戦線に残るためにも勝ち点を持ち帰りたいところです。
選手採点出典:The Online Gooner
※許可を得て日本語に翻訳・掲載しています。
プレスカンファレンス出典:Arseblog News
※許可を得て内容を日本語で要約しています。