WSL

【WSL 2026-27 第4節】チェルシー対アーセナルウィメン|試合プレビュー・注目選手・予想スタメン

※当ブログのリンク先にはアフィリエイトプログラムが含まれています。


1. 試合基本情報

項目内容
大会Barclays Women's Super League 2026-27 第4節
対戦カードチェルシー vs アーセナルウィメン
日時2026年9月28日(月)0:30 ※日本時間
会場Stamford Bridge
配信Barclays Women's Super League公式YouTubeチャンネル

2026-27シーズンのWSL第4節。日本ではBarclays Women's Super League公式YouTubeチャンネルでライブ配信が予定されています。


2. この試合の位置づけ

アーセナルは開幕3試合を1勝2分。ブライトンとの開幕戦を1-0で勝利したものの、クリスタル・パレス戦は0-0、マンチェスター・ユナイテッド戦は1-1と、リーグ戦では2試合連続で勝点を落としています。

一方、チェルシーは開幕戦でアストン・ヴィラと引き分けた後、マンチェスター・ユナイテッドに5-0、バーミンガム・シティに2-0と連勝。3試合終了時点でチェルシーが勝点7、アーセナルが勝点5と、両者の差は2ポイントです。チェルシーは3位、アーセナルは6位でこの直接対決を迎えます。

アーセナルにとっては、タイトル争いを考えるうえで早くも重要な一戦です。

特に今後はマンチェスター・シティとのアウェイゲームも控えており、パレス、ユナイテッドとの連続ドローに続いてチェルシーにも勝点を落とせば、シーズン序盤ながら上位勢との差がさらに広がる可能性があります。

ただし、昨季のチェルシー戦には好材料もあります。

アーセナルは2025-26シーズンのStamford Bridgeで行われたWSLの試合を2-0で勝利。さらにUWCL準々決勝でもチェルシーを2戦合計3-2で退けました。今回Stamford Bridgeで勝利すれば、WSLでは2011~2013年以来となるチェルシー戦のアウェイ連勝となります。

両チームともミッドウィークにはUWCLを戦っています。

アーセナルはHBキューゲを1-0、チェルシーはオーストリア・ウィーンを1-0で下しました。チェルシーはアーセナルより1日遅い水曜日に試合を行っているため、短い準備期間でロンドンダービーを迎えます。


3. プレスカンファレンス

※以下のプレスカンファレンス内容は、Arsenal公式サイトに掲載された試合前会見をもとに、当ブログで日本語に要約・整理しています。

シーズン序盤の結果について

スレガース監督は、リーグ戦2試合連続ドローという結果について「もっと勝点が欲しかった」と認めながらも、現状を必要以上に深刻視する必要はないとしています。

パフォーマンス全体を否定するのではなく、チャンスの質、最後のパス、ゴール前での冷静さなど、改善すべきポイントを明確にしたうえで前進することが重要だと説明しました。

まだリーグ戦は3試合を終えた段階であり、シーズン全体を評価するには早すぎるとの考えも示しています。

ゴール前での課題について

今季のアーセナルはボールを前進させ、シュートまで持ち込む回数自体は作れている一方、決定機の質には改善の余地があります。

スレガース監督は、単にシュート数を増やすのではなく、

  • よりオープンな状態でシュートを打てているか
  • 最後のパスで味方をどのような状況に置けているか
  • ゴール前でどれだけ冷静に状況を見られているか

を重要なポイントとして挙げています。

HBキューゲ戦でも21本のシュートを放ちながら、得点は後半アディショナルタイムのPKのみ。チェルシーを相手に同じような決定機の浪費は許されません。

チーム内の雰囲気を重くしすぎないことについて

得点力不足が続くなかでも、スレガース監督はチーム内に「ポジティブさ」と「軽さ」を保つことが重要だと強調しました。

選手たちは責任感が強く、改善したいという意欲も非常に高い一方で、考えすぎることで本来のプレーを失わないことも重要だと説明。

子どもの頃のように純粋にプレーを楽しむ感覚も必要だとして、課題に向き合いながら心理的な負担を必要以上に大きくしないよう意識しています。

新加入選手との連係について

今夏は8人の新加入選手を迎えたことから、チームとして完全に連係が完成するまでには時間が必要だと認めています。

一方で、昨季から継続しているチームの土台は強固であり、今後は「連係が完成するのを待つ」のではなく、試合の中で実際の結果につなげていく段階に入っているとの認識を示しました。

クーニー=クロスの復帰について

HBキューゲ戦でUEFA公式Player of the Matchに選出されたカイラ・クーニー=クロスについて、スレガース監督は復帰後の姿勢を高く評価しています。

長期間チームを離れていたため、戻ってきた時点では試合強度への適応が課題だったものの、非常に成熟した姿勢でトレーニングに取り組み、落ち着いてサッカーを楽しんでいると説明しました。

HBキューゲ戦での活躍を受け、チェルシー戦でも先発争いに加わる可能性があります。

チームニュース

ダフネ・ファン・ドムセラール、ケイティ・リード、ミシェル・アギェマンは引き続き離脱中。

エリザ・ドゥ・アルメイダも負傷により欠場が見込まれています。

HBキューゲ戦では大幅なターンオーバーを行ったため、フォックス、スタンウェイ、バトレらリーグ戦で主力となっている選手の多くは比較的フレッシュな状態でチェルシー戦を迎えられます。


4. 注目選手

アーセナル:エミリー・フォックス

今回アーセナル側の注目選手にはエミリー・フォックスを挙げます。

フォックスは2024年1月にNorth Carolina Courageから加入して以降、右SBの主力として定着。ここまで公式戦93試合に出場し、UWCL、FIFA Women's Champions Cup、League Cupのタイトル獲得にも貢献しています。

さらに9月24日にはアーセナルとの新契約締結が発表されました。PFA WSL Team of the YearとUWCL Team of the Seasonには、加入後2シーズン連続で選出されています。

HBキューゲ戦では休養を与えられており、チェルシー戦では先発復帰が濃厚でしょう。

チェルシーはサイドからの前進力が高く、左サイドにはサンディ・ボルティモアやケイティ・マッケイブといった攻守に積極的な選手がいます。

そのためフォックスには、1対1での守備だけでなく、ボールを奪った後に相手のプレッシングを外し、右サイドから攻撃を前進させる役割も求められます。

守備に回るだけではなく、フォックスがどこまで高い位置へ進出できるかは、アーセナルがチェルシーを押し込めるかを左右するポイントになりそうです。

チェルシー:ケイティ・マッケイブ

今回最も注目を集めるチェルシーの選手は、やはりケイティ・マッケイブでしょう。

2015年から2026年まで11年間アーセナルに在籍し、公式戦305試合36得点を記録。WSL、FA Cup、League Cup、UWCLなど数多くのタイトルを獲得し、2021年と2023年にはクラブの年間最優秀選手にも選ばれました。

今夏、契約満了によりチェルシーへ加入。2029年までの契約を結び、背番号15を着用しています。

左SBを主戦場としながら、WB、WG、MF、さらにはCBまでこなせる高い戦術理解と汎用性が特徴です。長距離からのシュート、クロス、セットプレーも大きな武器となります。

アーセナルファンにとっては、赤白のユニフォームで長年見慣れたマッケイブと初めて敵として対戦する可能性のある試合です。

チェルシー公式も今季開幕前から、このアーセナル戦をマッケイブが古巣と初めて対戦する可能性のある試合として紹介しています。

攻撃面だけではなく、試合の強度を高める守備、球際、リーダーシップも含め、アーセナルにとって非常に警戒すべき存在です。


5. 試合の見どころ

① 得点力不足をチェルシー相手に解消できるか

最大のテーマは引き続き攻撃面です。

アーセナルは直近3試合、

  • クリスタル・パレス 0-0
  • マンチェスター・ユナイテッド 1-1
  • HBキューゲ 1-0

と、3試合で2得点にとどまっています。

特にHBキューゲ戦では終了間際のPKまで得点できず、スレガース監督自身も選手たちに「焦り」が出ていることを認めました。

ただしチェルシー戦は、ここ数試合のように相手が90分間ローブロックを敷き続ける展開とは異なる可能性があります。

チェルシーもボールを保持し、高い位置から攻撃するチームだけに、アーセナルにはこれまでより広いスペースが与えられる可能性があります。

そのスペースを使ったトランジションから、早い段階で決定機を作れるかが重要です。

② チェルシーの左サイド対フォックス

今回の個人的な注目マッチアップはここです。

チェルシーが左SBにマッケイブ、その前にボルティモアなど攻撃力のある選手を配置した場合、フォックスには非常に大きな守備負担がかかります。

一方、フォックスが相手を押し込み、積極的にオーバーラップできればチェルシーの左サイドを後退させることも可能です。

「フォックスが守らされるのか、それともチェルシーを守らせるのか」

は、試合の主導権を見るうえで一つの指標になりそうです。

③ 中盤の主導権争い

チェルシーにはキーラ・ウォルシュ、シェーケ・ニュスケン、ヴィーケ・カプテインら質の高いMFが揃っています。

アーセナルもスタンウェイ、リトル、クーニー=クロス、マリオナと選択肢が豊富です。

特にクーニー=クロスはHBキューゲ戦で高い評価を受けており、スレガース監督に新たな選択肢を提示しました。

チェルシー戦では自陣深くまで押し込むだけの試合にはならないため、セカンドボール、プレス回避、トランジションといった中盤での攻防がこれまで以上に重要になります。

④ マッケイブとの初対戦

戦術とは少し異なりますが、この試合最大のストーリーの一つです。

11年間アーセナルに在籍し、305試合に出場したクラブレジェンドが、数カ月後にはチェルシーの選手としてStamford Bridgeに立つ可能性があります。

スレガース監督自身も退団時、マッケイブについて「直接置き換えることはできない」と語り、そのサッカーIQ、闘争心、リーダーシップを高く評価していました。

アーセナルの選手たちが、長年のチームメイトを相手としてどのように封じるかにも注目です。

⑤ Stamford Bridgeで再び勝てるか

昨季のリーグ戦ではArsenalがStamford Bridgeで2-0の勝利を収めました。

さらにUWCL準々決勝でも、2戦合計3-2で勝利しています。

一方でチェルシーは今季ここまで公式戦無敗。WSLでは7ポイントを獲得し、直近ではマンチェスター・ユナイテッドを5-0、バーミンガムを2-0で破っています。UWCLでもオーストリア・ウィーンを1-0で下しました。

昨季の結果だけを見てアーセナルが有利とは考えられません。

むしろ、今季ここまで最も完成度の高い相手に対して、現在のアーセナルがどこまで戦えるのかを測る試合と言えるでしょう。


6. 予想スタメン

予想フォーメーション:4-2-3-1

GK
ミサ・ロドリゲス


DF
エミリー・フォックス
リア・ウィリアムソン
ステフ・キャトリー
オナ・バトレ

MF
カイラ・クーニー=クロス
ジョージア・スタンウェイ

2列目
オリヴィア・スミス
マリオナ・カルデンティ
リサ・バウム


FW
アレッシア・ルッソ

※選手名の並びは右からの並びで表記


基本的にはHBキューゲ戦で出場時間のなかった、あるいは短かった選手が先発入りするでしょう。

GKはミサ。左利きなので左サイドへのビルドアップを助けられる点が魅力です。両SBは右にフォックス、左にバトレ。

CBは悩みましたがロッテのコンディションさえ万全ならばキャトリーに代わって先発する可能性はあると思います。

中盤はクーニー=クロスを抜擢。調子のよい選手を先発させなければチームの士気にも関わってしまいます。

CFはルッソ。動きのキレはあるだけに最後のシュートさえ決めれば文句なしです。


7. 筆者の予想・見解

予想スコア:

筆者
筆者

アーセナルウィメン 1-0 チェルシー

勝負のポイント:両サイドのトランジション勝負

筆者
筆者

アーセナル、チェルシーはともにポゼッションのできるチームなので、お互いにサイドで高い位置を取ろうとすると思います。ボールを奪った際、奪われた際にどれだけ素早く攻守を切り替えてプレーできるかがポイントとなるでしょう。

期待する選手:カイラ・クーニー=クロス

筆者
筆者

HBキューゲ戦で好調さを示したクーニー=クロス。強度の高いダービーでも、その勢いを継続できるか注目です。ダービーに向けて気持ちが高まっているはずです。スレガース監督にも調子のいい彼女からチーム全体にエネルギーをもたらすような積極的な采配を期待したいです。

懸念点:これまで得点のないCFが得点できるか

筆者
筆者

これまでCF陣に得点がないのはやはり大きな懸念点です。ルッソは動きのキレこそあるもののシュート精度を欠くシーンが散見されます。ブラックステニウスはローブロックの攻略に苦しみ、なかなかシュートまで持ち込むシーンが少ない印象です。しかし、今回のチェルシーのような相手には彼女の裏抜けは効果的に機能するかもしれません。新加入のチェルチはHBキューゲ戦でPKを獲得するなど徐々にフィットしています。チェルシー相手に存在感を示したならば一気に序列が上がる可能性もあります。
CF陣の奮起に期待したいところです。

総評:鬼門Stamford Bridge攻略へ、正念場の6ポインター

筆者
筆者

昨シーズンのリーグ戦でこそ2-0で勝利したものの、長きに渡ってアーセナルウィメンが苦しんできたStamford Bridge。ダービーということもあり、両チームのサポーターは高い熱量で応援するでしょう。雰囲気に飲まれずに冷静にプレーすることも大切になりそうです。マンチェスター・シティが4連勝と勝ち点を落としていない中、ここでチェルシーとの直接対決に勝てれば、チームの士気も一層高まるでしょう。


8.出典・参考

Arsenal公式「Preview: Chelsea v Arsenal Women」

Arsenal公式「Every word of Renée's pre-Chelsea press conference」

Chelsea公式「Chelsea Women vs Arsenal: How to watch, kick-off time, live stream info」

Chelsea公式「Chelsea sign Katie McCabe」

Arsenal公式「Emily Fox signs new contract」

UEFA公式「2026-27 UWCL Player of the Match一覧」

WSL Football「Chelsea vs Arsenal 日本向け配信情報」

最近よく読まれている記事

1

※当ブログのリンク先にはアフィリエイトプログラムが含まれています。 最終更新:2026年9月1日※配信予定・料金は変更される場合があります。最新情報を確認次第、随時更新します。 2026-27シーズン ...

2

※当ブログのリンク先にはアフィリエイトプログラムが含まれています。 アーセナルウィメン 1-1 マンチェスター・ユナイテッド  WSL|2026年9月19日17:30kick off(現地時 ...

3

※当ブログのリンク先にはアフィリエイトプログラムが含まれています。 アーセナルウィメン 0-0 クリスタル・パレス  WSL|2026年9月13日14:45kick off(現地時間) 【得 ...

-WSL