※当ブログのリンク先にはアフィリエイトプログラムが含まれています。
チェルシー 1-0 アーセナルウィメン
WSL|2026年9月27日16:30kick off(現地時間)
【得点者】
アーセナル:なし
チェルシー:39’トンプソン
【出場メンバー】

㉘ボルベ
②フォックス
⑥ウィリアムソン
⑦キャトリー
㉒バトレ→㉙チェルチ(81分)
④スタンウェイ→㉕ブラックステニウス(61分)
㉜クーニー=クロス
⑲バウム→⑱ケリー(61分)
⑩リトル→⑭ロイテラー(81分)
⑧カルデンティ→⑨フォード(61分)
㉓ルッソ
【出場なし】
⑯ミサ
③ロッテ
⑪スミス
㉛ホルムベリ
試合ハイライト
映像:Barclays Women's Super League公式チャンネル
試合レビュー
アーセナルウィメンはStamford Bridgeでチェルシーに0-1で敗れ、今季WSL初黒星。序盤は試合を優位に進め、リトルとカルデンティのシュートがポストを叩いたものの得点できず。39分、自陣でのビルドアップからボールを失い、ボルベがウォルシュのシュートを防いだこぼれ球をトンプソンに決められた。後半も同点弾を奪えず、リーグ戦3試合勝利なしとなった。
選手採点|The Online Gooner(10点満点)
採点・寸評:Freddie Cardy(The Online Gooner)
※The Online Goonerの許可を得て日本語に翻訳・掲載しています。
GK
㉘ボルベ:5.5
ゴールに関しては彼女に非はほとんどなく、キーラ・ウォルシュのシュートを好セーブしたが、アリッサ・トンプソンがリバウンドを拾ってしまった。
DF
②フォックス:5
ウインガーがペナルティエリアに走り込んでチェルシーに先制点をもたらした時、トンプソンは彼女の近くにはいなかった。新契約を結んだばかりの試合としては厳しい内容で、力負けしていた。
⑥ウィリアムソン:5.5
序盤はマラードの攻撃をほとんど封じ込めるのに貢献した。ボールさばきが良かった。
⑦キャトリー:5
最初はボールを渡したが、その後トンプソンのゴール前にエリー・カーペンターに挑んだ。
㉒バトレ:4.5
チェルシーのゴールにつながるプレーでボールの扱いが雑で、メルヴィン・マラードにボールを奪われた。
MF
④スタンウェイ:5.5
彼女のプレースタイルは、フィジカルが強く、密集した中盤でのプレーが得意だった。アーセナルが同点ゴールを目指して攻勢を強める中、後半途中で交代させられた。
㉜:クーニー=クロス:5.5
火曜日の試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、今シーズン初のリーグ戦先発出場を果たした。
⑩リトル:6
珍しく中盤のより前線でプレーした際、彼女は狭い角度からポストにシュートを当てた。
FW
⑲バウム:6.5
試合開始直後からシュートを連発し、アーセナルの攻撃陣の中で大部分において最高のパフォーマンスを見せた。しかし、チェルシーのマッケイブとブロンズがイエローカードを受けたため、61分に交代。スレガース監督の判断は興味深いものだった。
㉓ルッソ:5
ペナルティエリア内でボールをコントロールすることができなかった。スティーナ・ブラックステニウスの投入後、守備位置を下げた。
⑧カルデンティ:6
前半にはハンナ・ハンプトンのニアポストを狙ってシュートを放ったがポストに当たり、その後も精力的にプレーした。
交代選手
⑨フォード(←61分):4
途中出場後も細かなミスがあり、試合の流れに入るのに苦労した。
⑱ケリー(←61分):5.5
ウイングで活発に動き回り、積極的にプレーを仕掛けようとした。
㉕ブラックステニウス(←61分):5
守備陣を広げたものの、突破口を見つけることはできなかった。
⑭ロイテラー(←81分):ー
ついにアーセナルでの公式戦デビューを果たした。
チェルチ(←81分):ー
採点なし。
監督試合後プレスカンファレンス
※Arseblog Newsが掲載した試合後会見をもとに、質問およびスレガース監督の回答の要旨を当ブログで日本語に要約しています。
良い入りを見せた最初の30分で得点できなかったことについて
強豪同士の試合では、自分たちに流れがある時間帯に得点することが重要だったと振り返りました。前半はリトルとカルデンティがポストを叩くなどチャンスを作ったものの生かせず、その後チェルシーに先制点を許したことで流れが変化。後半は前半ほど相手にプレッシャーをかけられず、シュート数だけでなく枠内へ飛ばす精度も改善する必要があるとしています。
交代によってチームが混乱したのではないか
チームのプレーモデルや原則については全選手が理解しており、交代そのものが混乱を招いたとは考えていないと説明しました。ただし、選手によって特徴が異なるため、その都度小さな調整は必要になるとしています。終盤はより攻撃的に戦うため2トップにし、前線へ早くボールを送る形へ変更。ここ数試合と同様、最後に得点を強引に奪いにいく形だったと振り返りました。
得点できない状況で選手たちの自信を心配しているか
自信について心配はしていないと明言。選手たちは自分たちの能力を理解しており、シーズン中には上手くいかない時期もあるとしました。得点力不足によるプレッシャーや複雑さを必要以上に選手へ背負わせず、シンプルで明確な状態を保つことが重要だと考えています。
最初の交代直後に選手たちがポジションを確認していたことについて
フォックスが一時的にピッチを離れたタイミングと交代が重なり、一時的にフォーメーションを変更する必要があったためだと説明。その後フォックスが戻った際の形についても伝える必要があり、同時に2種類の指示を送っていたことで、外から見ると混乱しているように見えたのではないかとしています。
カルデンティを左サイドで先発起用した狙いについて
カルデンティはバルセロナやスペイン代表でも左サイドで多くプレーしており、そのポジションに適性があると説明。ペナルティエリア周辺で冷静にスペースへ入り、プレーできる能力を生かしたかったとしています。実際、特に前半は左サイドから多くの脅威を作ることができたと評価しました。
現在の選手たちの心理状態について
ここまでリーグ4試合のうち3試合で勝点を落としたことで、再びタイトル争いに加わる資格を自分たちで勝ち取らなければならない状況になったと認めました。選手たちは責任感が強く、改善点を考え過ぎる傾向もあるため、スタッフ側が必要以上の重圧を取り除き、今後どう進むべきか明確な方向性を与えることが重要だとしています。
カルデンティとスタンウェイを途中交代させた理由について
チェルシーの最終ラインに対して異なる形で脅威を与えるためだったと説明。フォード、ケリー、ブラックステニウスを投入し、より直接的なプレーと前線の人数を増やすことで、別の形のオーバーロードを作る狙いがありました。また、カルデンティや中盤の選手には守備時の運動量も求められており、フィジカル面の負荷も判断材料だったとしています。
昨季のようにビッグゲームで結果を出すモチベーションはあったか
モチベーションは十分にあったとし、それは試合開始直後のプレーにも表れていたと評価しました。序盤は自信を持って積極的にプレーできていたものの、後半のある時間帯ではチェルシーにボールを持たれ、プレッシャーをかけられず受け身になったことを問題視。最後は5人の交代選手も使い、最後まで得点を目指したと振り返りました。
好調だったリサ・バウムを61分で交代させたことについて
バウムのパフォーマンス自体は非常に高く評価しており、この試合でも多くの脅威を作っていたと説明。一方、彼女のポジションには非常に大きなフィジカル負荷がかかるため、交代には明確な理由があったとしました。詳細については語らなかったものの、バウムの出来には満足していると強調しています。
チェルシーの決勝点につながったミスについて
マンチェスター・ユナイテッド戦の失点と似ており、自陣の低い位置でボールを失い、そのまま相手に得点へつなげられたことを問題視しました。自分たちでコントロールできる局面で起きたミスだけに、より悔しさがあるとしています。一方で、アーセナル側もチェルシーから高い位置でボールを奪う場面は作ったものの、それを得点へ結びつけられなかった点が両チームの差だったと振り返りました。
海外ファンの反応
※本項では、Arsenal Women公式Xアカウントの試合結果投稿に寄せられた公開返信を参考に、海外ファンの主な意見・傾向を筆者が日本語で要約・整理しています。
開幕から4試合で2得点という結果は非常に不名誉な記録であるという声が寄せられています。調子の上がらないブラックステニウス、フォードの起用に関しても懐疑的な意見も散見されました。首位のマンチェスター・シティにすでに7ポイント差を付けられていることからも意見は全体的に悲嘆的で、監督の交代が必要なのではないかとの傾向が見られました。
筆者の見解
・試合内容、結果について
優勝を争う直接のライバルとの対戦で勝点を得られなかったことは非常に痛い結果です。第4節終了時点で首位マンチェスター・シティとは7ポイント差。まだシーズン序盤とはいえ、これ以上の取りこぼしは避けたい状況になりました。
前半30分まではアーセナルが主導権を握り、リトルとカルデンティがポストを叩くなど得点機も作れていました。しかし決め切れず、自陣でのビルドアップミスから失点。追う展開になった後は攻撃も停滞し、マンチェスター・ユナイテッド戦と似た展開を繰り返してしまいました。
新加入選手との連係、攻撃陣の自信、プレー選択など複数の要因があると思いますが、現在はチーム全体に「迷い」のようなものが感じられます。
・リーグ戦2試合連続で失点に直結した左サイドのビルドアップのミスについて
キャトリーとバトレの間で起こったビルドアップのミスですが、マンチェスター・ユナイテッド戦でもキャトリーからのパスをスタンウェイが苦しい形で受け、ボールを奪われてしまっての失点でした。2試合続けてのアーセナルの左サイドのビルドアップのミスからの失点は偶然とは言いがたく、2試合続けて似た位置でボールを失っている以上、今後は相手から狙われる可能性も考える必要があります。
キャトリーやバトレも短いパスでの前進に固執せず、相手のプレス状況によっては早めに前線へ長いボールを入れるなど、出口を複数用意する必要がありそうです。
・初出場となったロイテラーについて
ようやく今季公式戦初出場となったロイテラー。苦しい時間帯での投入となりましたが、持ち味の機動力の高さはアーセナルの中盤の選手にこれまでいなかったタイプで、素早いプレスなど中盤を広くカバーできる印象を持ちました。惜しむらくは出場時間の短さで、個人的にはチェルシーが中盤で主導権を握り始めた時間帯でもう少し早く投入する選択肢もあったように感じます。クーニー=クロスとの連携も良いものがありました。
・次節でのマンチェスター・シティ戦について
次節はこれまで全勝で首位のマンチェスター・シティ相手とのアウェイゲームと非常に厳しい戦いが待っています。ここでも内容・結果ともに改善が見られない場合、スレガース監督の采配や進退をめぐる議論はさらに強まるでしょう。
しかしながらシティも今節は最下位チャールトン相手に直接FKの1点で辛勝しており、簡単に勝ち点を積み上げているわけではありません。お互いにミッドウィークにUWCLを戦った後の試合になるのでアーセナルもミッドウィークのパリFC戦で立て直し、万全な状態でEtihad Stadiumに乗り込みたいところです。
選手採点出典:The Online Gooner
※許可を得て日本語に翻訳・掲載しています。
プレスカンファレンス出典:Arseblog News
※許可を得て内容を日本語で要約しています。