※当ブログのリンク先にはアフィリエイトプログラムが含まれています。
アーセナルウィメン 1-1 マンチェスター・ユナイテッド
WSL|2026年9月19日17:30kick off(現地時間)
【得点者】
アーセナル:90+5’ホルムベリ
マンチェスター・ユナイテッド:67'ジゴッティ
【出場メンバー】

⑯ミサ
②フォックス
⑥ウィリアムソン
⑦キャトリー
㉒バトレ→⑱ケリー(82分)
④スタンウェイ
⑧カルデンティ→⑩リトル(58分)
⑪スミス→㉛ホルムベリ(58分)
㉓ルッソ
⑲バウム🟨→⑨フォード(71分)
㉕ブラックステニウス→㉙チェルチ(71分)
【出場なし】
㉘ボルベ
③ロッテ
⑭ロイテラー
㉜クーニー=クロス
試合ハイライト
映像:Barclays Women's Super League公式チャンネル
試合レビュー
アーセナルウィメンはホームでマンチェスター・ユナイテッドと1-1で引き分けた。前半から主導権を握ったものの決定機を生かせず、67分にスタンウェイとキャトリーの連係ミスからジゴッティに先制点を許した。終盤は交代選手を投入して攻勢を強め、後半アディショナルタイムにウィリアムソンのクロスをホルムベリが決めて同点。敗戦は免れたものの、リーグ戦は2試合連続ドローとなった。
選手採点|The Online Gooner(10点満点)
採点・寸評:Amelia Warren(The Online Gooner)
※The Online Goonerの許可を得て日本語に翻訳・掲載しています。
GK
⑯ミサ:7
前半のターランドの攻撃を2度セーブしたプレーは非常に印象的だった。パスの精度も高く、マンチェスター・ユナイテッドのゴールに関しては彼女にできることはほとんどなかった。
DF
②フォックス:6.5
前半はオリヴィア・スミスと良い連携を見せ、アーセナルが試合の流れを取り戻そうとしていた時には、裏への果敢な走り込みやボックス内へのクロスを試み続けた。
⑥ウィリアムソン:8
彼女のペナルティエリアへのパスがアーセナルの同点ゴールにつながった。試合を通して安定したプレーを見せ、印象的なラインブレイクパスを何度も繰り出した。アーセナルが1点ビハインドになった時の彼女のリーダーシップも称賛に値する。
⑦キャトリー:6.5
マンチェスター・ユナイテッドの先制点につながるミスに関与していなければ、7.5以上だっただろう。ウィリアムソンと同様、WSL通算100試合目の出場となったこの試合でも、非常に優れたパスレンジを見せた。、前半はターランドの脅威を封じるために深く下がった。彼女のセットプレーはユナイテッドに問題を引き起こした。
㉒バトレ:6
前半は何度か良いポジションを取り、危険な攻撃のチャンスを作り出したが、時折左足の扱いに少し不安が見られた。
MF
④スタンウェイ:6.5
マンチェスター・ユナイテッドのゴールに関与し、常に正しいパスを選んだわけではなかったが、それでも試合全体では、アーセナルの攻撃を前へ進める中心的な役割を担った。
⑧カルデンティ:6
やや静かな夜だった。前半にルッソからのパスを受けて良いチャンスがあったが、もっとうまく活かせたはずだ。ルッソとブラックステニウスとは何度か良い連携を見せた。
㉓ルッソ:7
より深い位置でプレーし、マンチェスター・ユナイテッドが彼女を徹底的にマークしようとしていたのは明らかだったが、彼女はうまく対処した。ペナルティエリア内外での動きは良く、頻繁にサイドに展開して数的優位を作り出し、いくつかチャンスがあったものの、もっとうまく決められたらよかったと思う場面もあった。
FW
⑪スミス:7.5
右サイドでアンナ・サンドバーグと非常に面白い攻防を繰り広げ、何度も彼女を抜き去ってペナルティエリアに侵入し、問題を引き起こした。交代させられるまで、ボールを持つたびに相手にとって厄介な存在だった。
㉕ブラックステニウス:6.5
ハーフタイム直前にヘディングで絶好のチャンスをつかみ、常に裏への走り込みを試み、背後のルッソのためにスペースを作ろうとした。
⑲バウム:7
彼女のスピードは今回も脅威となり、オリビア・スミスのサイドに比べて彼女のサイドへの攻撃は少なかったものの、プレッシングと運動量は非常に良かった。自ら作り出した序盤のチャンスを活かせなかったのは残念だ。
交代選手
⑩リトル(←58分):6
㉛ホルムベリ(←58分):8
途中出場後も常に脅威となり、本能的なフィニッシュでゴールを決め、勝ち点1を獲得した。
⑨フォード(←71分):6.5
㉙チェルチ(←71分):6
⑱ケリー(←82分):ー
採点なし。
監督試合後プレスカンファレンス
※Arseblog Newsが掲載した試合後会見をもとに、質問およびスレガース監督の回答の要旨を当ブログで日本語に要約しています。
この試合で最も感じたことについて
試合を支配する時間は長かったものの、それを十分な脅威や得点につなげられなかったことを最大の課題に挙げました。前半はユナイテッドにボールを持たせる時間も長かった一方、後半は改善。終盤まで諦めず同点を目指した選手たちや、途中出場選手、サポーターの後押しについてはポジティブに評価しましたが、勝ち点2を失ったことへの失望も示しました。
ローブロックの攻略に引き続き苦しんでいることについて
先発から攻撃的な選手を多く起用し、試合終盤にはさらにアタッカーを増やしたと説明。ローブロック攻略では、ボックス内でどのスペースを使い、どのようなランニングをするかを改善する必要があるとしました。一方、相手守備が整う前の速攻やカウンター、セットプレーなど、ローブロック以外の局面でも得点機会を増やす必要があると振り返っています。
首位マンチェスター・シティと早くも勝ち点4差となったことについて
まだWSL第3節であり、シーズンは長いとして順位について結論を急ぐ考えは示しませんでした。ただし、クリスタル・パレス戦とユナイテッド戦で試合を支配しながら勝利へつなげられず、計4ポイントを落としたことについては明確な課題と認識。まずは自分たちのパフォーマンスと、ファイナルサードでの精度改善に集中するとしています。
ルッソをトップ下で先発起用した狙いについて
試合の大半をユナイテッド陣内でプレーすると予想し、ペナルティエリア内でより大きな脅威を作るため、ブラックステニウスとルッソを同時起用したと説明。ルッソをできるだけ高い位置に置き、クロスに対して2人のストライカーがゴール前へ入る状況を作ることが狙いだったとしています。途中出場したチェルチについても、空中戦やボックス内での嗅覚という異なる特徴を持つ選手として評価しました。
今季は上位チームの勝ち点取りこぼしが増える可能性について
開幕3試合だけではリーグ全体の傾向を判断するには早すぎるとしました。一部のチームが好調なスタートを切る一方、引き分けや予想外の結果も出ていると指摘。シーズン序盤にはこうした結果が起こり得るため、まずは折り返し地点、そして最終的には5月の順位を見なければ分からないとしています。
ゴール前でもっと自信や思い切りが必要なのではないか
その必要性には同意しつつ、原因は一つではなく複数の要素が絡んでいると説明。プレー選択、技術的な精度、ゴール前での思い切りや決定力に加え、そもそもどのような形で得点機会を作るかという戦術面も含め、総合的に改善する必要があるとしました。選手たちは得点を奪いたいという強い意欲を持っているとも強調しています。
ホルムベリのゴールまで58本連続でシュートが得点につながらなかったことについて
無力感はないと強調。チームには十分な決定力を持つ選手が揃っていると信頼しており、自身も監督として常に解決策を探していると説明しました。戦術や細かな配置、プレーのディテールをどのように調整すれば改善できるかを考え続けているとしています。
途中出場したホルムベリが試合に与えた影響について
ホルムベリはプレシーズンから非常に良い状態を維持していたものの、SBには激しいポジション争いがあり、ここまで出場機会を待つ必要があったと説明。この試合ではスピード、1対1の突破力、異なる形でクロスを供給できる特徴が必要だと判断して投入し、その期待に応えたことを高く評価しました。日頃のトレーニングでの姿勢も称え、同点ゴールにふさわしい選手だったとしています。
新加入選手が多いことが連係面に影響しているのか
今夏8人の新加入選手を迎え、プレシーズンから連係構築に多くの時間を費やしてきたと説明。チーム全体としてプレーモデルへの理解は十分にあるとしながらも、プレッシャーが高まる重要な局面で全員が完全に同じ判断を共有できるようになるには、さらに時間が必要だと認めました。ただしリーグ戦はすでに始まっており、勝利を重ねるためには早急に完成度を高めなければならないとも語っています。
海外ファンの反応
※本項では、Arsenal Women公式Xアカウントの試合結果投稿に寄せられた公開返信を参考に、海外ファンの主な意見・傾向を筆者が日本語で要約・整理しています。
前節からのホームゲーム連戦でともに試合内容で押し込みながらも決定力を欠いての引き分けに終わり、勝ち点4を落としたと失望の声が高まっています。とりわけ、シュート意識の低さを嘆く意見が目立ちました。また、左利きのバウムを左サイドに固定している起用法や、調子の上がらないルッソを交代させない点についても疑問符が付けられていました。
筆者の見解
・試合内容、結果について
クリスタル・パレス戦に続くエミレーツでの2連戦で、勝ち点2にとどまったことは大きな問題です。今回もローブロックの攻略に苦しみ、ゴール前までボールを運びながら横パスを重ね、シュートを選択しない場面が目立ちました。いくつかの決定機もタリス=ジョイスの好セーブに阻まれ、前節と似た展開となりました。
失点はスタンウェイのパスミスが直接のきっかけでしたが、開幕3試合でわずか2得点という数字を考えれば、本質的な課題はやはり攻撃の最終局面にあります。
・ルッソとブラックステニウスのスタメン起用について
昨シーズンよく見られた、トップ下にルッソ、CFにブラックステニウスを縦に配置するユニットですが、裏へのランニングを得意とするブラックステニウスにとって、ローブロックを構える相手では使えるスペースが限られます。ハイラインを敷いてくる相手や、アーセナルがリードしている状況においてはブラックステニウスの裏抜けは非常に効果的に機能しますが、ボックス内の人数を増やす狙いは理解できる一方、ローブロック攻略の最適解だったかは検討の余地があるでしょう。
・初出場となったチェルチについて
今節アーセナルウィメンで公式戦初出場となったチェルチ。約25分間の出場ながら、打点の高いヘディングシュートを見せるなど持ち味を発揮しました。シュートへの意識も高く、短い時間でアピールしようという姿勢が感じ取れました。中2日で迎える水曜日のHBキューゲ戦ではターンオーバーも予想され、スタメン起用の可能性もあるかもしれません。どのようなアピールが出来るか、期待感を持って見守りたいところです。
選手採点出典:The Online Gooner
※許可を得て日本語に翻訳・掲載しています。
プレスカンファレンス出典:Arseblog News
※許可を得て内容を日本語で要約しています。